156名の皆様、あたたかいご支援を本当にありがとうございました!
2026年4月1日より挑戦してまいりましたクラウドファンディング「樹と人の共生社会へ。緊急救出した果樹のサポーターになってください!」は、同年5月31日をもちまして、無事に募集を終了いたしました。
最終的に、156名の皆様から、目標金額の180万円を大きく上回る2,010,000円(達成率111%)という多大なるご支援をいただきました。
皆様からお預かりした大切な資金は、果樹の掘り取り・運搬・植え付け、そして移植後に彼らが新しい土地で根付くための養生・環境改善費として、大切に活用させていただいております。大地の再生 関東甲信越支部メンバー一同、そして果樹たちの命を願ったすべての関係者を代表し、心より厚く御礼申し上げます。






宅地造成による伐採から、果樹のいのちを救いたい
2025年夏、私たちは東京都国立市の市民農園に関わってきた方から、ひとつの緊急相談を受けました。
「長く市民に開放され、学びと憩いの場でもあった有機農園が、農園主の逝去により閉園となります。宅地造成される前に、そこにある果樹を少しでも救出してもらうことはできないでしょうか。」
大切に育てられてきた果樹のいのちが、人間の都合だけで終わってしまう現実。土地や樹木は単なる「資源」ではなく、関係性の中で生きる存在です。特に樹木は、地上と地下の空気と水の循環を促し、あらゆる生きもののいのちを支える「循環の要」です。
その土地でいのちを全うするのが一番ですが、それが叶わないのであれば、伐採するのではなく次の土地へつなぎたい。私たちは「移植」という決断をしました。
移植には膨大な手間、技術、時間、そして費用がかかります。必ず根付くという保証もありません。しかし、敷地の見立てを依頼されていた山梨県南アルプス市の施主様に事情を話したところ、「植える場所はあります。果樹のいのちを救いたいです!」と言っていただき、道が開けました。
「費用は後からクラウドファンディングで集めよう!」それだけを決めて、造成工事が始まる直前の2025年11月28〜30日、私たちは救出作戦へと動き出しました。
多くの生きものと市民に愛された「北島農園」の記憶果樹たちが紡いできた物語
この果樹たちがいたのは、農園主・北島勝俊さんが営んでいた有機農園です。北島さんはいつも「草を敵にしない」と語り、大豆を播くときは「1粒は大地に、1粒は鳥に、1粒は私たちに」と3粒ずつ手渡してくれるような方でした。

春には鳥と競ってさくらんぼを摘み、夏には桃やイチジク、秋には柿、ぶどう、キウイ。年に一度の収穫祭では、子どもたちが柿の木に登り、大人たちは語らう、まさに地域の「心の深呼吸」の場でした。地面の下にはモグラやノネズミ、地上にはアオサギや準絶滅危惧種のトウキョウダルマガエルなど、たくさんの生きものが集う豊かな生態系がそこにはありました。

この豊かな循環の記憶を、ここで途絶えさせるわけにはいかない。それが、私たちがこのプロジェクトを止めてはならないと強く思った理由です。
水脈を整え、大地を傷めず、結(ゆい)の力でつなぐ
2025年11月末、造成工事直前の現場に、大地の再生 関東甲信越支部の技術者や地域の方々が集まりました。
私たちが目指すのは、単に木を植え替えることではありません。半世紀以上の「開発」で弱ってしまった大地の呼吸を取り戻し、分断された空気と水の「脈」をつなぎ直す施工です。
- 重機を使う時も「その場所を傷めず穢さず、大事に」
- 水脈に枝葉を柵(しがら)ませ、大地が呼吸しやすい状態を作る
- 地域の方々と共に学びながら作業を進める「結(ゆい)作業」
この手法を用いて、国立市から救出した果樹のうち13本を南アルプス市の畑へ、残る果樹も市内で引き取り手の方のもとへと、無事に移植を完了させました。






移植した果樹の手入れを2026年6月28日・29日に行いました
移植から約6ヶ月。果樹たちが移植した大地により健全に根付くよう、2026年6月28、29日の2日間、「大地の再生講座・工事〜樹と人の脈を繋いで、育てる〜」を開催。
敷地全体の水脈整備を行いました。当日のレポートをWEB、Instagramリール動画で公開していますので、ぜひご覧ください!
次回のお手入れは10月を予定しています。詳細が決まり次第、大地の再生関東甲信越のWEB・SNSにてお知らせします。

お預かりした支援金の使途と、未来への約束
皆様からいただいた大切なご支援金(総額 2,010,000円)は、当初の計画通り以下の用途に充てさせていただきます。
- 移植運搬費(掘り取り・植え付け・車両・重機・炭などの資材費):約70万円
- 養生・環境改善費(移植後に根付かせるための年2回のメンテナンス費・資材費):約30万円
- 返礼品(リターン)経費:約40万円
- READYFOR手数料・諸経費:約40万円
樹木にとって、移植直後からの数年間は非常に重要な時期です。新しい土地にしっかりと根を張り、再び豊かな実りをつけるその日まで、私たちは責任を持って年2回のメンテナンスと環境改善を継続してまいります。
果樹のいのちを共につないでくださった皆様
本プロジェクトにご賛同いただき、あたたかいご支援を寄せてくださった『果樹のサポーター』の皆様です。ここに感謝の意を込め、お名前を掲載させていただきます(順不同)。
未来食つぶつぶ 畑へおいで! 岩崎信子 様
務台祐太郎 様
小田切ちひろ 様
shimizu noriko 様
海野由利子 様
大坪正美 様
もりとくらしOKAYAMA 様
増茂庭園設計舎 様
Yukiko Craig 様
圓城寺裕子 様
洋子 様
やなぎさわまどか 様
人も大地も元気にするミュージカル「アイネ」製作チーム 様
なるせ さとみ 様
はったつやさん 様
平澤昌宗 様
岩本和音 様
本プロジェクトにご支援いただいた156名の皆様のうち、リターンにてお名前掲載を希望された方々を掲載させていただいております。 匿名でご支援くださった多くの皆様にも、この場をお借りして心より深く感謝申し上げます。
プロジェクトの軌跡をもっと詳しく知りたい方へ
クラウドファンディング期間中に発信した18件の「活動報告」や、皆様からいただいた156件の「応援コメント」など、当時のリアルな熱量や詳細な作業の様子は、READYFORのプロジェクトページにていつでもご覧いただけます。